こんにちは。三重県の中小企業診断士で経営支援、組織研修や業務改善研修をしていますエスモットです。
先日、若手社員研修に登壇してきました。2年目・3年目の社員の方が中心で、自らの強みとこれからの課題を引き出すための1日研修です。演習あり、チームワーク体感型のチャレンジあり、PDCAのサイクルを実際に回す時間ありと、濃密な1日になりました。
「話は出尽くした」と思っていたグループへのナッジ
研修の中で、印象に残った場面がありました。
演習の終了時間を待たずに、グループ共有が終わっている班がありました。「よし、ナッジをかけにいこう」と近づいて、こう聞きました。
「話は出尽くした?」
「はい、終わりました」という答えが返ってきました。でも、まだまだ話せることがあると感じた私は、こう続けました。
「チームでの行動評価は、全員一致だった?まったく一緒ということ?」
すると、「確かに違います」という答えが出てきました。
「一緒だった」評価も、本当に一緒なのか
さらに一歩踏み込みました。
「一緒だった評価も、本当に一緒?」
受講者の表情が「どういうこと?」という顔に変わりました。
そこで、こう聞きました。
「例えば、『最後まで粘って演習をした』という項目がありますよね。粘って演習をするというのは、どんな行動ですか?」
一人ずつ答えてもらうと、こんな答えが出てきました。
- 「アイデアを出すのをあきらめなかった」
- 「書くのをあきらめなかった」
同じ「粘る」という言葉を使っていても、頭の中に描いている行動のイメージがそれぞれ違っていたのです。
集団で演習をする意義はここにある
「あー、確かに」という表情が、グループ全体に広がりました。
これが、集団で演習をする本当の意義だと思っています。
人によって言葉の読み取り方は異なります。同じ言葉を使っていても、そこに込めているイメージや行動は人それぞれです。それを間近で知ることができる。「そういう読み取り方もできるのか」という気づきが得られる。それが、集団演習でしか体験できない学びです。
オンラインや個別学習では、なかなかこの瞬間は生まれません。同じ場に集まり、同じ課題に向き合い、互いの言葉を聞き合うからこそ起きる化学反応です。
くたくたでも、よい日でした
私自身も、受講者の成長のためにどのような進行が良いかを常に考えながら進行していました。
体はくたくたでしたが、こういう場面に立ち会えた日は、本当に良い一日だったと感じます。2年目・3年目の若手社員の皆さんが、今日の気づきを現場で活かしてくれることを願っています。
【若手社員研修・人材育成のご相談】
2年目・3年目社員向け研修、管理職向け研修など、企業に出向いての研修・セミナーを行っています。エスモット(中小企業診断士・数本優)まで、お気軽にご相談ください。





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