三重県の経営コンサルタント、エスモットです。
先日、中小企業診断士の方々を対象に生成AIセミナーを開催しました。「業務で使えるか?」という視点で、実際に手を動かしながら進める内容にしたところ、参加者から鋭い質問が続出。今回はその様子とポイントをレポートします。
今回のセミナーの概要
対象は中小企業診断士の方々。コンサルタントとして日々の業務に生成AIを取り入れたい、でも何がどこまでできるのかわからない——そんなニーズに応える内容を設計しました。
単なるツール紹介ではなく、「実際にどう使うか」「どう設計するか」に踏み込んだ実践的な場になりました。
Claude × Coworkの話——AIをチームで使う
今回のメインテーマのひとつが、Claude Coworkの活用です。
生成AIを「個人の道具」として使うだけでなく、チームや組織の中でどう機能させるかという視点で話を展開しました。複数人で同じプロジェクトを共有しながら進める使い方は、コンサルタントの実務にそのまま応用できます。
自作アプリの話——「他の人が使えるか?」
生成AIを使ってアプリを作った話もしました。参加者から出た質問がこれ。
「そのアプリ、自分だけが使えるの?他の人にも使わせられる?」
答えは「使えるように設計しています」。最初から複数人が利用できる構造を意識して作ることが重要で、設計思想の段階からその視点を持つことをお伝えしました。クライアントへのツール提供という切り口にも使えます。
API連携の話——外部ソフトとAIをつなぐ
「AIと外部ソフトの連携はどうするの?」という質問も出ました。いわゆるAPI連携の話です。
たとえばGoogleスプレッドシートやSlack、自社の業務システムとAIをつなぐことで、入力→処理→出力を自動化できます。診断士の実務でいえば、ヒアリングデータの自動整理や報告書の下書き生成などが現実的なユースケースです。
技術的なハードルは確かにありますが、「どんなことが実現できるか」のイメージを持つだけでも、クライアントへの提案の幅が広がります。
CopilotとほかのAIの違い
「Microsoft CopilotとChatGPTやClaudeって何が違うの?」という質問も。
大きな違いは「どこと統合されているか」です。CopilotはMicrosoft 365(Word・Excel・Teams)と深く連携しており、既存の業務フローに自然に組み込めます。一方、ChatGPTやClaudeは汎用性が高く、カスタマイズや外部連携の自由度が高い。どちらが正解ではなく、自社・自分の環境と目的で選ぶのが正解だという話をしました。
NotebookLMとの使い分け
「NotebookLMはいつ使うの?ChatGPTとどう使い分ける?」という実用的な質問も出ました。
私の整理はこうです。
- NotebookLM:特定の資料・ドキュメントを深掘りしたいとき。アップロードした資料の中だけで答えてくれるので、「この報告書の要点は?」「この契約書で注意すべき点は?」のような使い方に向いている
- ChatGPT・Claude:広く考えたいとき、アイデア出し、文章生成、コード作成など。インターネット検索との連携や外部ツール連携も得意
「ドキュメント特化 vs 汎用」という切り分けが一番わかりやすいと思っています。
まとめ——診断士こそ生成AIを武器にする時代
今回のセミナーを通じて感じたのは、中小企業診断士こそ生成AIの恩恵を受けやすい職種だということです。
ヒアリング・分析・報告書作成・提案資料——これらすべてに生成AIは入り込めます。自分がAIを使いこなすことで、クライアントへの提案にも説得力が生まれます。「先生が使っているならうちも試してみようか」という流れになります。
質問が多く出るということは、それだけ実務への関心が高いということ。次回もこの熱量で続けていきたいと思います。
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